早苗のコロナウイルス対策と考え方について

できることはいろいろやっています。でもね‥‥

店舗の換気

後に記しますが、人と人の距離を確保するのが早苗では難しいのです。そこで、当初から設備的に余裕のある店舗の換気を対策の大きな柱とすることにしました。

厚生労働省によると、「ビル管理法」における空気環境の調整に関する基準に適合していること、必要換気量=一人あたり30㎥/hを満たせば「換気が悪い空間」には当てはまらないとのことです。

早苗には、1Fと2Fにソファー席の部屋、喫煙可能の部屋の3室があります。どの部屋にも24時間稼働の同じ換気扇があり、カタログによればその換気能力=風力は612㎥/hです。したがってそれぞれの部屋に20人以上がいられることになります。(30㎥/h×20人=600㎥/h<612㎥/h)一番座席数が多いのは1Fですが、ここの座席数は17席です。全席使用となることは普通あり得ません。しかも1Fは焙煎機用に更に風量の多い換気扇が常時稼働しています。(風量=972㎥/h。つまり合計で1584㎥/h)また、バックヤードにはキッチン用のレンジフードもあります。(風量不明)

さらに寒い季節の中、申し訳ないのですが、窓を常時少しだけ開けて空気が循環するようにしております。入口ドア上のエアカーテン、空気清浄機の運転、エアコンの運転により、室内の空気の循環を多くして空気の淀みができるだけ少なくなるようにしています。1Fカウンター前のビニールカーテンを見てください。常時かすかに揺れています。空気が動いているためです。

厚労省によれば、「換気回数を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する)とすること。換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数をいう。」とのことですが、早苗の1Fの空間のおおよその体積は82.6㎥です。毎時1584㎥の風量のある換気扇で、82.6㎥の空気を排出すると、1時間に約9回空気が入れ替わっています。

空気環境の基準では、二酸化炭素量も気にする必要があり、ビル管理法では、二酸化炭素含有量が1000ppm以下を基準としています。見慣れないかもしれませんが、早苗では二酸化炭素センサーを使い、常時モニターしております。ほぼ400~600ppmで推移しています。(400ppm以下は測定できません)

内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室の資料によると、HEPAフィルター付きの空気清浄機が有効であるとしていますが、早苗の1Fならびに2Fソファー席の部屋には大型のHEPAフィルター付き空気清浄機が稼働しています。2Fの喫煙席の空気清浄機はHEPAフィルターは付いていませんが、受動喫煙を防止する目的で風量972㎥/h(+612㎥/h=1584㎥/h)の換気扇が常時稼働しており、十分な換気が行われています。

適度な保湿も有効であるとされており、相対湿度40%以上を目安としていますが、各部屋に加湿器を設置いたし5台が稼働していますが、外気の湿度によっては40%以上に上がらないときもあります。これの主な原因は、エアコン暖房と毎時9回以上もの空気の入れ替えと考えています。どんどん水蒸気を発生させても、外に排出しているので湿度が上がらないのです。(それでも20℃以上の温度は確保しているので、とんでもない電気代がかかっています)

接触感染の防止

入り口に手指消毒用のアルコールを設置してある他、各テーブルにもアルコールを置いてあります。必要に応じてご利用ください。

同時に入り口に検温計も用意してあります。ご自身で検温してください。

ご来店時にマスク入れをお渡ししていますので、飲食時にマスクを外されたときにお使いください。

テーブル・カウンターはお客様の入れ替えごとにアルコールでの拭き掃除をしています。

入り口ドア取手、トイレの取手、2Fの喫煙室入り口取手などは「イータック抗菌化スプレー」にて拭き掃除を随時しております。

トイレの手洗い場では、非接触の石鹸(ミューズ)と非接触の水栓蛇口を用意してあります。また、アルコールジェルと手拭きも使い捨てのペーパータオルを用意しています。

お願い事ですが、トイレの水を流すときは、フタを閉めて水洗水が飛散しないようにしてください。

水や冷たい飲み物をお出しする際のコースターも紙製の使い捨てのものに替えました。

レジはクレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、QRコード決済などの非接触決済が使えます。また、現金はトレイでの受け渡しをお願いしています。

各席のメニューは、表紙にQRコードを記載しており、スマホのカメラなどで読み込めば、メニューに触れることなくメニューを見ることができます。

従業員への施策

通常求められる指導・対策をとっております。

従業員自身の体調管理、手洗いの励行、手指消毒の徹底、マスクの着用、ユニフォーム(エプロン)の洗濯などです。

人と人の距離を確保

これが一番難しい。東京都は「ソーシャルディスタンス(できるだけ2mの距離を保つ)」としており、最低でも1m程度の間隔を空けるように求められています。

テーブル席や、カウンター席には必要に応じて「ミニオンズ」風船が置いてあります。これは人と人との距離を取るためのものです。

しかし、ご家族やカップル、ごくごく親しい方同士ならば、これは不必要とも言えるでしょうから、取り外すことはお客様の意思に任せております。

1Fのテーブルの大きさは60cm×50cmです。椅子に座る位置により、対面した方との距離が1mを切ってしまうことがあります。アクリル板を置くのにはテーブルの奥行きが狭すぎます。2F喫煙席のテーブルは40cm×60cmです。こちらも座り方によっては1mの距離が保てない可能性があります。

東京都の指導では、会計レジでお客様と店員の間にアクリル板やビニールカーテンなどを設けるようにとのことですが、早苗の店の構造上できません。各席での会計をする方法もありますが、店員人員数とオペレーションからこれも断念しました。

また、レジにお客様が順番待ちの為並ばれる場合、1m以上の間隔を開けるよう床に印をつけるなどの指針がありますが、通路が狭いため、そもそも座席に座られているお客様と通路に立たれたお客様の距離が殆どないため、無意味となります。

「東京都感染拡大防止徹底宣言」について

正直に申し上げて、早苗ほどの小さな店では、人と人の距離の確保を指針通りとることはできません。また喫茶店の本来の目的の一つである友人との語らいや、ゆっくりと時間をかけてコーヒーなどを楽しむことは、コロナ感染を防ぐためのコロナ会食とは少し相容れないところがあると思います。

コーヒーを一言も喋らずに飲み、飲み終わればマスクをして会話をする。これが正しいコロナ対策です。

しかし、長居をしない、マスクなしで会話をしないことを、早苗ではお客様に求めません。十分に距離の取れない4人席で長時間マスクなしで会話をすれば、その中にウイルスを持っている方がいた場合、お仲間への感染リスクはあります。

ですから、冒頭に記したように、換気に対策の力点を置き、他のグループへの感染が広がらないように努力しています。

 

東京都の求める「東京都感染拡大防止徹底宣言」をおこなうためには、東京都の求めるすべての事項を完全に実施する必要があります。しかし、上述のように人と人の距離を完全に確保できていないため、早苗としては宣言しないこととしました。宣言を行うことが必ず必要であるかを東京都にも問い合わせた上で、経営者として判断いたしました。

ご意見がある方は、下記よりお願いします。アドバイスも大歓迎です。
こちらのフォームから、送信してください。

2020/12/18